鍼灸治療というと、未経験の方は「痛いのではないか、熱いのではないか。」と敬遠なさる方もなかにはいるかと思われます。実際テレビ等では醜い跡が残りかねないような大きなお灸をしたり、またびっくりするほどの長い鍼を刺してみせている番組が有り、そのため鍼灸治療に対してそうした間違った概念を持ってしまう方がいらっしゃるのは大変残念な事です。
   
    しかし当院の漢方の鍼治療はそうした辛く苦しい「我慢大会」のようなものではありません。まず使う針は髪の毛ほどの細さの鍼を中心に、員針、提鍼などとという接触するだけの鍼も用いており(写真参考)、痛みに顔をしかめるような事は有りません。またお灸に関しては直接肌にもぐさを乗せる場合でもごま灸という極めて小さなお灸をする他、直接肌にふれずぽかぽかと暖かくなるだけの間接灸といわれている方法も多用しております。
    
    そしてここで一つ申し上げたい事は、いわゆる難病痼疾、頑固な不良体質に苦しんでいる方々の場合、わたしはあえて直接灸をお勧めする事があるということです。 若い方の肩こり、腰痛等ならばそこまでする必要は有りませんが、そうした方々の場合、単に患部のみを治療の対象としていても期待される効果を上げる事は出来ません。真に体質を改善し、お体の病を治す力をよみがえらせるためには、直接灸は他の手段を持っては代え難いほどの高い効果を上げるものなのです。そして実際に悪いところにお灸をすえられると、お灸の熱が新たな生気として体の中に吸い込まれる感じがして何とも形容しがたい程の気持ち良さを感じるものです。
   
   人によっては治療終了後数ヶ月ほどは小さなお灸の痕が残る事が有りますが、それだけのことでお体には全く害は有りません。「院長紹介」にも書きましたが私の母は数年にわたって灸治療を受けましたが、今ではいったいどこにお灸をしたのか探す事は出来ません。当院はもとより、ほんとうの鍼灸家のお灸というのはそうゆうもので、体表上の小さな反応点を正確に探り出していきますので、決して大きな灸をする必要はなく、せいぜいゴマ灸程度の大きさで十分なのです。
    
   そもそも鍼灸治療の理念は「身体を治し、身体が病を治していく」というものです。鍼灸治療の経験者ならば誰もが感じる事だと思いますが、身体が力を取り戻し、積年の苦痛から解放されていく治療の過程は大変心地良いものです。
   
   そして、 鍼・灸いずれに関しても患者さんの体質や病の具合、患者さん本人のご希望を考え合わせた上で、もっとも適した手段を選び細心の注意を払って施術しております。当院では若い女性や小児の来院も少なくありませんが、ほとんどの方は治療中に気持ちが良くなってベッドの上で寝てしまうほどですので、どうぞ安心してご来院ください。









当院で使用している鍼





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